よちよち Vim-fu (2.1): Git を使ったプラグイン導入

前回予告の通り、先に進む前に、Git を使ったプラグイン導入の方法をメモしておきます。前回同様こちらのガイド(PDF)をベースに進めていきます。

やることは全部で3つ。

  1. Git をインストールする
  2. Curl をインストールする
  3. Pathogen.vim をインストールする

順番に見ていきましょう。

Git をインストールする

公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストールします。2014年2月時点での最新版は 1.9.0 です。

  1. インストーラーを Git - Downloads からダウンロードする
  2. インストーラーを実行する
    1. Adjusting your PATH environment という画面で、Run Git from the Windows Command Prompt を選択する1
    2. その他はデフォルトのままでOK
  3. コマンドプロンプトか PowerShell で git --version を実行する

インストールした Git のバージョンが3.の手順で表示されればOKです。

Curl をインストールする

Curl 自体は上述の手順で併せてインストールされますが、パスが通っていません。Vundle という Vim プラグインで解説されている手順で、Curl を有効にします。

  1. ここから curl.cmd というバッチファイルをダウンロードする
  2. ダウンロードしたファイルを、先ほど Git をインストールしたフォルダ配下にある cmd というフォルダに移動する
  3. コマンドプロンプトか PowerShell で curl --version を実行する

Curl のバージョンが3.の手順で表示されればOKです。

Pathogen.vim をインストールする

Git を使ったプラグイン導入の肝である、pathogen をインストールします。まず、コマンドプロンプトを開いて以下の3行を順に実行します。

1
2
3
cd C:\users\<username>\vim\vimfiles\autoload
curl -Sso pathogen.vim https://raw.github.com/tpope/vim-pathogen/master/autoload/pathogen.vim
dir | find /I "pathogen.vim"`

次に、_vimrc の末尾に以下の記述を追加します2

1
2
3
execute pathogen#infect()
filetype plugin indent on
syntax on

Vim を起動し、特にエラーがでなければOKです。

プラグインを Git を使ってインストールしてみる

せっかくなので、プラグインをインストールしてみましょう。今回はガイドでも紹介されてる Vim のカラースキーム kolor をインストールしてみます。まず、コマンドプロンプトで

1
2
cd C:\users\<username>\vim\vimfiles\bundle
git clone https://github.com/zeis/vim-kolor

と実行し、プラグインをダウンロードします。次に、Vim を起動して :colorscheme kolor と入力します3。Vim の見た目が黒っぽくなればOKです。

少し長くなったので、「日本語文字化け対策」は別の記事にします。


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  1. こうしないとインストール先のフォルダが PATH に追加されず、使い勝手悪い

  2. C:\users\<username>\vim 配下にあるはずです

  3. 先頭の : はコマンドモードに移行するために必要なので、必ず入力する