デジタルデータつきのCDよりもデジタルデータのみの方がお高いアメリカの音楽事情

って、どうなってんでしょうね、という質問なので、音楽事情解説はありません1。あしからず。

一部熱狂的なファンも多いと聞くハウス系音楽ユニット2Daft Punkの最新アルバムRandom Access Memories、これが今売れに売れてるみたいです。自身の持つセールス記録を軽く塗り替え、米英のチャートを独占しています。

ということは、当然米英のAmazonでもガッツリCDが売られているわけですが、にわかに信じがたい逆転現象が起きていました。

CD
CDは$10.28、MP3データ(AutoRip) + Amazon MP3の$1クーポン付き、送料別

MP3
データは$11.99、PDF版のリーフレット付き

そう、デジタルデータよりCDの方が安いのです。CDにはオマケとしてデジタルデータも付いてくると言うのに!!

ちなみに

  1. CDのオマケであるデジタルデータは、Amazonのストリーミング専用

    Amazonのストリーミングといえば先日紹介したAmazon Cloud Playerですが、オマケでついてくるデータはそのサービス用のオマケのようです。2013/3/7付の利用規約に「ダウンロードしたらお金もらうよ」と明記されてました。

    詳しく知りたい方はこちら。AmazonのAutoRipという「音楽版自炊代行」のようなサービスです3

  2. 全てのCDが、データより安いわけではない

    商品によってバラバラではあります。このアルバム、データだけだと$6.99、CDだと$11.88でした。ざっと見たところ、半数くらいのアルバム価格が、デジタルデータ>CDになってました。


Kindleの上陸とともにじわじわ普及が始まった感のある電子書籍。いち利用者としては、「紙の本買ったら電子書籍もついてくればいいのになぁ」と思ったりしていたのですが、アメリカでは音楽の分野で既にそれ始まってたっ!!しかもデータ付きCDの方が安いっ!!

条件つきなので、「冷静に比較すれば騒ぐほどでも..」とは思いますが、まずは驚きをそのままお伝えしました。現場からは以上です。


  1. そもそも解説できるほど詳しくないっす…

  2. ハウス系音楽ユニットってなんだよ >自分

  3. この手のサービスではお約束、対象は「アメリカ在住者」限定です