秋のアメリカ大統領選に向けいよいよ本格化した選挙活動。9月4日より3日間の予定で開催されていた民主党大会は内外に対し強いインパクトを与えたようで、初日のKeynoteとして行われたミシェル大統領夫人は日本のニュース番組でも取り上げられるほどでした。
翌日に行われたクリントン元大統領のスピーチは、現職大統領の政策を説明する内容が分かりやすいとこれまた賞賛の声多数。Twitterではこんな書き込みも。
Bill Clinton should be the Secretary of Explaining Things.
— Ben Greenmanさん (@bengreenman) 9月 6, 2012
(訳)ビル・クリントンは説明担当大臣をやるべきだ。
クリントン元大統領が現政権の政策について具体的に数字を挙げて説明したことの分かりやすさを例えて出てきた表現だと思うのですが、どうやらオバマ大統領の目にも触れたようで
Your Saturday arithmetic lesson from the “Secretary of Explaining Stuff”: OFA.BO/qiSi8d
— Barack Obamaさん (@BarackObama) 9月 8, 2012
(訳)休日の勉強に、説明担当大臣による算数の授業をどうぞ。
と、大統領自らクリントン元大統領のスピーチ動画を参照しつつTwitterに書き込み1。なんかもうノリノリです。
全国民に広く支持を求める内容なので文章が良く練られているのはもちろん、話すスピード、ボキャブラリーなど「リスニングの教材」としても良い物揃い。さすがはアメリカを代表する人物たちによるスピーチ、といったところでしょうか。
さらに素晴らしいことに上述のお二方、大統領、副大統領の計4名分のスピーチ動画2と書き起こし3がアップされています。以下にまとめておきますので、書き起こしを眺めつつ聴いてみるもよし、アメリカのトップが伝えたいメッセージにじっくり耳を傾けるもよし。もしくは上に挙げた話題のスピーチを楽しむもよし。ぜひ一度視聴してみてください。
動画と書き起こしまとめ
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書き込みの末尾に-boと書くのが「大統領本人書き込みの印」らしいので、実際にはこの書き込みはオバマ大統領選挙事務所のスタッフによるものだと思われます。↩