【翻訳】Twitterクライアントの利用者トークン数制限はどのように適用される?

非公式Twitterクライアント界隈がプチ炎上中

8月16日にTwitter APIのルール変更が発表されて以来、非公式Twitterクライアントに今後課される制限について、開発者の方を中心に喧々諤々のやりとりが行われます。発表された情報が断片的であるため、様々な憶測・誤解・誤報が流れているようです。

有名サードパーティ製TwitterクライアントTweetbotの開発者ブログに、「誤解を解こう」としてルール適用の具体例が記載されていました1。開発者のみならず、利用者も知っておくべき内容が含まれていると思うので、以下に翻訳を掲載します。

あなたがiPhone/Androidで愛用しているSOICHA/ついっぷる/twiccaなどにも関係がある話です2。一読することを強くオススメします。

【翻訳】Twitterクライアントの利用者トークン数制限はどのように適用される?

  1. 2012年8月16日をもって、Twitterのサードパーティ製クライアントには利用者トークン数上限が課されます。その上限は10万トークンとし、もし利用者トークンが既に10万を超えている場合は、同日時点のトークン数の2倍を上限とします。
  2. これらの上限はサードパーティ製クライアントにのみ課されます。クライアントアプリケーション以外に上限は課されません。
  3. これらの上限は「アプリケーション毎」に課されるため、1開発者が複数のアプリを開発している場合、アプリ毎に上限が課されます。
  4. 同じアプリ、同じアカウントで複数の端末からログインした場合、利用したアプリが有するトークン数の一つを消費することになります。
  5. 同じアプリから複数のアカウントでログインした場合、利用したアプリが有するトークン数の複数を消費することになります。
  6. Twitter Web版の 設定 -> アプリ連携 から「許可を取り消す」をクリックすると、消費したトークンを返却することができます。
  7. 現時点において、トークンに有効期限はありません。一度アプリ連携を許可すると、「許可を取り消す」を実行しない限りそのトークンは使用中と認識されます。

(翻訳終わり。原文)

ユーザーが意識すべきことは?

トークン3

  • 有効期限がない
  • 連携許可を取り消すと返却できる

ので、非公式Twitterクライアントのユーザーとしては、

  • アプリ開発者のために、使わなくなったアプリのトークンは上記6.の手順で返却すること4
  • 利用中アプリの連携許可を間違って取り消さないこと5

を心がければよさそうです。iPhoneアプリ探しが好きで過去にあれこれTwitterアプリを試したことがある方、そもそもTwitter Web版の設定画面なんて一度も開いたことがないという方、今すぐアプリ連携の画面にアクセスして設定を見直しましょう。


  1. 自社製Mac版クライアントのパブリックベータ版におけるトークン数制限を巡ってTwitter社とやりとりしたうえで得た情報とのことです。

  2. スマフォアプリに限らず、WindowsやMacで使うようなクライアントアプリも全て対象です。

  3. 使用権、とでも訳せばよいのかな?

  4. そのアプリで利用可能なトークンが増える->新規ユーザーが増やせる、という流れが出来ます。

  5. トークン数が上限に達してしまい再度連携させられない恐れがある