辞書が無償で自由に使えることの有意義さ

(開発メモ)

仰々しいタイトルをつけてすみません。副題は「Kindleで使える無償の英和辞典をインストールしたらやはり便利だった」で。 ※文中のKindleは全て電子書籍専用機のことを指します。スマホ用などは除外で。

KindleではAmazonが提供する無償の辞書が利用可能ですが、いずれも◯和辞書、ではありません。英英だったり、英仏だったり、英西だったり。他社のものだと英辞郎が使えますが、こちらは有料1,570円。

「Kindle 英和」で検索すると、特殊なツールを組み合わせて云々、な話が出てきてちょっとしょんぼりしていたら..

開発メモ: Kindle用のフリーの英和辞書を作った

なんと、「無料かつ誰かに特別な許可をとることなく再配布したり改変したりできる」Kindle用英和辞書を有志の方が公開されていました。ありがたやありがたや。

利用法も至って簡単。公開されている辞書ファイルをダウンロードしたら、KindleにUSB経由でコピーして、Kindleの辞書設定を変えるだけ。

付属の英英辞書でも言葉の大枠は捉えられますが、やはり専門用語や微妙なニュアンスは英和辞書の方が掴みやすい。読むスピードもあがりそう。ずっと敬遠していた1Q84の英語版を少しずつ読み進めていますが、大事な単語のニュアンスが日本語で掴めるのはとても便利です。

数千円もする分厚い英和辞書をひきひきノロノロと英文を読むしかなかった自分の中高生のころと比べれば、道具としての辞書の手軽さ・便利さは格段に上がってます。イマドキの中高生は、英語学習の高速道路にかなり安価に乗れるんだなぁ、と羨ましく思った次第。辞書をひくことの煩わしさから開放されて、少しでも英語苦手意識のない人が増えればいいですね。

ということでKindleで使える英和辞書をお探しの方、ぜひ一度お試しあれ。

See Also:

WordNet - Wikipedia 辞書データの大元。プリンストン大学のプロジェクトだそうです。

日本語 WordNet 情報通信研究機構によるWordNet翻訳プロジェクト。収録語数15万以上。

kindle4で英辞郎を使う方法 上記ではしょった利用法の詳細。絵入りです。

Kindle用辞書ファイル 公開されているファイルのミラー。ご自由にどうぞ。