下手の横好き程度なのに仰々しいタイトルですが何か。
iOSデバイスを持つようになってからこれまで3つのアプリで「ベータテスト」、公開前のアプリの不備(バグ)探しや新機能の動作確認に参加する機会をもらいました。ゲーム一つ(法人開発)、辞書アプリ一つ(個人開発)、写真管理アプリ一つ(個人開発)。最後の写真管理アプリについては現在もベータテスト継続中、待望の機能がリリースされるとあってテストにも気合が入ります。そんなテスト充な状況でとあるブログ記事を読んだので、気を引き締める意味も込めてメモ。
0. なぜベータテストに参加するのか
一言で言えば「新しいもの好きのスケベ根性」。みんながまだ見たことのない新しいもので遊べるなんて、こんな楽しいことはない!楽しく遊んでモノづくりに関われている感覚まで持てる、まさに一石二鳥であります。「テスト参加ありがとうございます!」と開発者の方から言っていただけるのですが、気持ちはいつも「テストにお招きいただきありがとうございます」です。
1. 正確に、正確に、正確に
いきなり本音が出てしまいましたが、建前主旨であるテストそのものは一にも二にも正確さを心がけるようにしています。具体的には...
- 人間のアクションとアプリのリアクションを明記する 「◯◯しようとして□□を△△したら××になってしまった」
- 単語や文章に誤字脱字厳禁 画面左上の”HOME”ボタン」「”処理をすべて完了できませんでした”というエラーメッセージ」
2. トライ、トライ、トライ
ボランティアベースで参加するテスターはとても気楽です。バグ報告は仕事と違い必須ではないし、好きな時間にすきなだけテストできるし(まったくテストしなくてもよいし)、どんなひどい報告をしても「ボランティアベース」という建前上開発者の方から強く責められるようなこともあまりありません。
とはいえ、あなた/わたしが見つけうる(見逃しうる)そのバグは、開発者の命を左右!!は大げさでもきっと生活を少なからず左右するだけのインパクトがあるわけです。良くも悪くも。
だからこそ、幸運にも(ときには不運にも)バグを見つけてしまった際には、何度も試して「バグがバグであることらしさ」を確認するようにします。端末を再起動してみたり、手順を確認したり、アプリ以外に原因がないか探したり。
3. 百聞は一見に如かず
100の言葉で説明し尽くすよりも、1枚の絵が雄弁に語ってくれるケースはままあります。絵を使えば正確さも保てるし、何より長文を読まなくていいから読む人(開発者の方)に優しい(はず)。メールに添付するもよし、GoogleDocsなどで文字と合わせて説明するもよし。
開発者の皆さんへ
THANK YOU SO MUCH!! You make my life easier, brighter and happier.
See Also:
何故バグ報告の99%が役に立たないのかもしくは何故プロのテスターが存在するのか - oops 気を引き締めるきっかけをくれた記事。ときどき読み返したい。
内容がないよう 「表示が変です」「落ちました」「重いです」などなど。「何か変」なことが起こったらしいという以外に何一つ分からない情報量ゼロの報告。 これは赤ん坊がオギャーと泣いてミルクかオムツか救急車かというようなもので、直接その赤ちゃんを診察出来ればいいのですが、電話で「赤ちゃんが泣いてるんです!!泣いてるんです!!!!泣いてるんです!!!!!!」と泣き叫ばれても「まずお母さんが泣き止んでください」としか言いようがないわけです。
例えが秀逸すぎてAppStoreでわーきゃーコメントしてる方々が可愛く見えてくるほど。
発生頻度が書かれている 指定の操作をした場合に「何%で発生する」とか「何回やったら何回起こった」とか書きます。これ抜けてる人多いです。地味に重要です。
自分も抜けてたので気をつけよう。出たり出なかったりなら報告見送ったりしてたのはよくなかったんだな..
また、「事実関係が誤っている」誤報告は困りますが、「仕様を誤認している」誤報告は一応有りです。 「○○に設定したら××になっちゃった!!」「そりゃ○○って書いてるんだから当たり前だろ」ってケースもそれは「ユーザから見て○○から××が想像出来ないという問題」なわけですから修正の余地はあります(直さないこともあるけど)
「アプリ立ち上げてn秒以内に操作方法が分からないと二度と立ち上げてもらえない」のnが日に日に短くなってる今日この頃、仕様の誤認は日常茶飯事なんだろな..この辺は家族の使い方見てると色々見えてくるものがあるかもしれない。