結婚するしないの自由、あははん

やまもといちろうさんのブログはビジネス系と家父長系のエントリ、どちらも読み応えがあって外せません。


「女性は若い時に結婚を」発言→「女性蔑視、人権侵害」→謝罪、撤回という風潮: やまもといちろうBLOG(ブログ) http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/03/post-0637.html

やはり、一家の主になった以上は、何があっても家族を守らなければならないのである。それと同様に、いままで親しんできた、個として生きるという価値観を知りつつも捨てなければならない。

10~20台の若い世代と違い、自分と同世代(30台前半)以上の独身者の方々は結婚がもたらす上記のような事実を十分承知・体感してると思う。そのうえで結婚しないという選択をし続けているということは、これらの事実を結婚のデメリットとして捉え、それを避けるべく行動してると周囲から思われても仕方ない...という自覚くらいは持ってもいいと思うんだけどそれは言い過ぎかな?

「遺伝子のスイッチが入る」というのは、こういうことなのかもしれない。あるいは、人生の節目を迎えて、人間がある種のデビュー状態になるのも分からんでもない。何より、愛するべき存在というのは人の見る角度を変えたり、他の価値観を考えたりできるようにしてくれるのだなあと思った。
だからこそ、政治家に限らずこの日本を良くしようと思う人は、人を愛する気持ちを抱きつつ、厳しい事実を見据えて批判を恐れず、常に前を向いて歩き続けなければならない。一歩一歩、歩き続けなければならない。そして、その後を歩いてくれる次世代がいるということも信じなければならないのだ。

何かを本当に愛することによってはじめて人は利他的になれるのだとしたら、「結婚するぞ!」と思えるほどに他人を愛すること、「この子を一生守るぞ!」と覚悟できるほどに授かった命を愛することほどそのきっかけとしてふさわしいものはない、などと思いました。

蛇足:

撤回するような軽はずみな発言を議会でするなよ、と思っていたのだけど、どうやら沖縄市議ご本人は信念を持って発言されたようですね。謝罪・撤回に至るまでにかなりの調整があったそうで。同市議会議員たちからの批判・炎上を鎮めるために周りが説得、信念は曲げないけどこれ以上お世話になってる方々に迷惑かけられん、みたいな構図なのでしょう。ご本人の謝罪コメント、発言主旨自体についてはちっとも謝ってないと想像します。