モバイルWi-Fiルーターの電池寿命を画期的に長持ちさせるたった一つの簡単な方法

(from 電子工作のページ)

接続する端末の無線LANをオフにするだけ

そう、これだけです。簡単でしょ?ノートパソコンなら無線LANのOn/Offスイッチ、iPhone/iPadなら設定アプリから無線LANをオフにすればOK。モバイルWi-Fiルーターは一切触らず放置でOK。

詳しくは以下から。

ありがちな「バッテリー長持ち方法」

  1. こまめに電源On/Off 使うたびに取り出して操作するの?なんてめんどくさい。
  2. 拡張バッテリーを買う 高いしでかい。ポケットにはもちろん入らないし、カバンに入れても抜群の存在感。例:Pocket WiFi GP02 + MUGENPOWER HLI-GP02XLに乗り換えて一日中WiFiフィールドを展開中 | Lifehacking.jp

というわけで、めんどくさかったりでかかったりと、ありがちな方法だけにデメリットが大きいわけです。

無線LANオフでバッテリー長持ち

翻って先ほど紹介した方法、これはモバイルWi-Fiルーターを触ることなく、しかも余計な出費も一切なしでバッテリーを長持ちさせられるわけです。その方法ですが、多くのモバイルWi-Fiルーターに備わっている、パケット通信・無線LANを自動/手動でオン・オフする機能を用います。この機能で「一度電源を入れたら無線LANは終始On、3Gは自動On/Off切り替え」と設定しておきます。一度設定すればいいだけなのでそれほど手間ではないはず。そのうえで

  1. インターネットを使いたいときにパソコンなどの無線LANを有効にする
  2. インターネットを使い終わったらパソコンなどの無線LANを無効にする

をその都度繰り返せばOKです。パソコンなら電源オンオフ、もしくは無線LANのスイッチが本体に備わってるのでそこでオンオフ。スマートフォンやタブレットの場合は設定アプリから無線LANのオンオフを切り替えましょう。ルーターのバッテリーは飛躍的に長持ちするし、iPhoneの場合はiPhoneのバッテリーも長持ちするという嬉しい副作用もあったりします。

一ヶ月ほどイーモバイルのGP02という機種で『朝夕の通勤時は終始無線LANオン、勤務中は必要なときだけ無線LANオン』という使い方をしていますが、朝7時前に家を出て、21時くらいに帰ってきてもバッテリーが1~2メモリ程度残った状態です。これは快適。同じくHuawei社製のE5830という機種でもこの使い方を試してみましたが同じくバッテリーが長持ちしました。メーカーは違えど物の作りは似通っているでしょうから、どのメーカーのものであれ効果的だと思います。

なぜバッテリーが長持ちするのか

この設定にして電源を入れられたモバイルWi-Fiルーターは (1) 無線LAN ON、3G OFF、パケット通信なし (2) 無線LAN ON、3G ON、パケット通信なし (3) 無線LAN ON、3G ON、パケット通信あり の状態をいったりきたりします。この行き来による電力消費量の変化ですが、無線LAN/3GともにOFFの場合を1とすると(1)は10、(2)は20、(3)は30くらいになるそうです(実際の計測例はこちら)。

最近のパソコンやスマートフォンは、利用者の利便性のため意図しなくてもインターネットと通信しています。よって、無線LANを有効にしたままそれらの装置を放置しておくと知らず知らずのうちに上記(3)の状態になってしまうのです。一方、それらの装置で無線LANを無効にすれば、上記で記載した設定に沿ってモバイルWi-Fiルーターは上記(1)の状態に移行します。これでバッテリー消費を3分の1にすることができるのです。

何より便利なのが、次にインターネットを使いたいときも「パソコンやスマートフォンの無線LANを有効にすればいい」だけなこと。モバイルWi-Fiルーターを取り出し、電源を入れて数十秒待つ、とかやらなくてもいいわけです。

ということで、「Pocket WiFi使ってるけど外付けバッテリーが手放せない」方や「バッテリー切れが心配でこまめに電源オフしてる」という方、ぜひ一度「端末の無線LANをオフにする」、試してみてください。