Pieces Of Peace

Journal to me in the future


日本人は誰一人として「くそ」などと言わない

渡辺千賀さんのブログ On Off and Beyond より。

ちなみに、私が「日本語に swear word はない」ということを再確認したのは東北大地震と津波の動画を見た時だった。一般の人が撮った「決定的瞬間」の動画が YouTube などに大量にあるわけだが、日本人は誰一人として「くそ」などと言わない。「真の恐怖を感じた時、日本人は何というのだろうか」と、真剣に動画を見てみたが一番多いのが

「ヤバイ」

だった。あとは、「ダメダメ」(周囲の人に注意を喚起するとき)、「終わった」など。

一方、東北在住のアメリカ人男子留学生が撮った地震の最中の動画では、本人がひたすら fuck と shit をリピートしながら時々 fucking shit を交えるという予想された事態であった。
英語の4文字言葉はどれくらい悪い言葉なのか | On Off and Beyond

ブログ記事を訳しているとたまにこういう単語に出くわして訳語に困っていた。「くそ」じゃないよなぁ、けどいい訳語が出てこないなぁ、と。「日本人は誰一人として『くそ』などと言わない」はまさにコロンブスの卵、目からウロコ。英文翻訳調ネタに swear word の項目を追加しておかねば。

そういえば、以前 The Martian の感想文を書いたとき、小説の書き出しである

I’m pretty much fucked.

を「まじやばいかも。」と訳しておいたのだけど、上記引用を踏まえるとこれはなかなかいい訳だったのかもしれない。

冒頭で引用したブログ記事では、他にも

  • なぜロシア語には豊富な swear word があるのか
  • いじめっ子いじめ

など、swear word にまつわる話がいくつも出てくるのでオススメです。


「スタートアップの資金調達現場を録音してみた」なポッドキャスト、 StartUp がおもしろい

Rebuild でちらっと紹介されていた、StartUp というポッドキャストがおもしろくて一気聴取してしまった。今のところ第8話までリリースされてる。

ことの顛末は WSJ のこの記事に全部書いてあるのだけど、

  1. iTunesランキング第一位ポッドキャスト番組のプロデューサー Alex Blumberg が、ポッドキャストで起業しようと思い立つ
  2. まずは資金調達!ということで、知り合いに片っ端からあたる
  3. あたった1人が Chris Sacca(Twitter、Uber、Instagramなどのエンジェル投資家)で、手取り足取り指導を受ける
  4. 共同創業者になってくれそうな人を見つけるが、分け前でもめる
  5. 思いついた社名の評判が最悪で、大手命名業者に助けを求める
  6. Chris Sacca たちの指導の甲斐あって、資金調達が軌道に乗り始める
  7. FOMO(Fear of missing out) であっという間に$1.5Mの資金調達に成功

といった流れが、交渉現場の録音と Alex の考察を中心に1話30分くらいにまとめられてる番組。

深夜ラジオしかり最近よく聞いているポッドキャストしかり、「生放送を中心にとって出し」スタイルの放送になれてくると、Startup のようにきちっと編集された番組が新鮮でいい。

初期の資金調達はうまくいったので、番組の話題は採用や新たな番組制作の方に移っていってる。とはいえ、初期の数話は

  • シリコンバレー
  • スタートアップ
  • ベンチャー投資家

あたりの単語に興味惹かれる人にはぜひオススメ。第9話が楽しみだ。


「チュートリアル英文翻訳調の文章の書き方」から学ぶ翻訳アンチパターン

チュートリアル英文翻訳調の文章の書き方

今年のはじめに話題になったけどちゃんと目を通してなかったこのサイト、改めて目を通してみたら「翻訳アンチパターン」の宝庫でした。「あるあるw」と笑い飛ばすにはもったいないので、アンチパターン目線でまとめてみます。自戒を込めて。

英文翻訳アンチパターン 文体編

文章を「英文翻訳調」にしてしまう要素が細かく挙げられてるので、これをまねればあっという間に「英文翻訳調」が出来上がってしまいます。要注意。

主語の明示と人称代名詞の多用

  • 主語を省略しない英語では、I, we, you, he, she, they などのような(人称)代名詞が用いられがち1
    • 想像がつかない場合をのぞき、日本語では主語が省略される
    • 日本語には豊富な人称代名詞がある

文末の「です/ます」調への統一

  • 読者に納得してもらいたいがために、ていねいな「です/ます」調に統一されがち

英語の助動詞に由来する表現

  • 助動詞(will, should, must など)が文末に押し込まれがち
    • 例)あなたはこのサンプルを無視することができます(can)
  • 一部の動詞と前置詞の組み合わせ表現も文末に押し込まれがち

修飾節の配置

  • 関係代名詞などで修飾された長い一文を「訳し下ろし」せずに「訳し上げ」てしまいがち
    1. (訳し上げの例)人々に崇められなくなった神は商店街の老舗豆腐屋主人手作りの豆腐の角にバーコードに禿げた頭をぶつけて死んだ。
    2. (訳し下ろしの例)人々に崇められなくなった神は死んだ。商店街の老舗豆腐屋主人手作りの豆腐の角にバーコードに禿げた頭をぶつけたためである。

有名構文の使用

  • 英語で多用される構文には「定番訳文」をあててしまいがち
    1. AばかりではなくB (not only A but also B)
    2. AであればあるほどB (the more A, themore B)

形容詞の語彙

  • 同じ内容が別の書き方で繰り返されがち
    1. 品詞 + 接尾語 の形で増殖する形容詞句
    2. 「~的」と訳しておけばとりあえずそれらしくごまかせてしまう

日本語にはない記号–ダッシュ、コロン、セミコロン

  • 英文で便利に使われているので、訳文でもそのまま使ってしまいがち
    1. ダッシュ → 強調や総括、2度用いれば括弧の代わりに使えてしまう
    2. コロン → 文章のあとに例示やリスト表記をもってくるときに接続詞っぽく使えてしまう
    3. セミコロン → 短い説明を続けるときの接続詞っぽく使えてしまう2

単語の言い換え

  • 英語ではひとつの言葉が別の表現で置き換えられがち
    1. 形容詞に限った話ではない
    2. 例)仕事 → 役割・働き・天職・役目

読点の配置

  • 読点(カンマ)を置く位置を英文に合わせがち
    1. 意味上のまとまりの区切り3、列挙の区切りなど、特定箇所でしかカンマを使えない英語
    2. 読点が文章に与える「視覚的な空間」が、分かち書きのない日本語では重要

専門用語の処理

  • 初出の用語に説明を加えた結果、文章がだらだらと長くなってしまいがち
    • 例)HTMLにはバージョンごとにDTD(Document Type Definition:文書型定義)というものがあります。
  • なんでもカタカナにしてしまいがち
  • 読者の混乱を招くような「専門用語の日本語化」を行ってしまいがち

英文翻訳アンチパターン 構成編

以下は、

  • 「日本語は歌と物語の言語、英語は契約の言語」ということに起因する英語独特の文章構成がある
  • 論理的、説明的な文書ではそれが標準になっていることも多い

という前提で一歩引いて読むほうがいいかもしれません。

段落割り

  • 意味上の区切りで段落を分けてしまいがち

章・節割り

  • 文書の塊の先頭部分を読めば概要がつかめるように、章・節を構成してしまいがち
    • 第1章を読めば文書全体の概要が、第1節を読めばその章の概要がつかめるような構成
  • 文書を先頭から読み進む読者のために、前半の章・節により簡単な内容を持ってきがち

謝辞、まえがき、導入の書き方

  • 「〜をしてくれた…氏に感謝します。」といった具合に謝辞をずらずらと書いてしまいがち
  • 文書の内容によっては(特に参加型コミュニティの文書)、前書きを気さくに書いてしまいがち

これでアンチパターンまとめはおしまい。「~してはいけない事例集」ではないので、用法用量を守ってただしく参考にしましょう。専門用語を処理するときのベストプラクティスが知りたいところです。


  1. 固有名詞の連発、不特定の人々が主語になる文章、といった問題を解消するため

  2. ただし、セミコロンを訳文でも使うことはほとんどない。

  3. 文が長くなりがちな英語では重要


Git における「歴史」と「履歴」

Pro Git の翻訳をしていたら、

  1. history → 歴史
  2. commit history → コミット履歴1

訳しわけられていることに気付いた。履歴で統一してもよさそうなのに……と思っていたら、経緯を教えてもらえたのでメモ。ちなみに広辞苑によると、

り‐れき【履歴】
現在までに経て来た学業・職業などの次第。来歴。経歴。

れき‐し【歴史】
1) 人類社会の過去における変遷・興亡のありさま。また、その記録。「―に名を残す」「―上の人物」
2) 物事の現在に至る来歴。「―と伝統を誇る」

だそうです。

書き換えられるのは歴史、そうでないのが履歴

結論を先に書いておくと、

  1. “Because he said so.” 現メンテナーがそう呼んでいるから
  2. バージョン管理の文脈では「履歴」が一般的だから

の2点が使い分けの理由。後者は違和感がないのだけど、前者は「んんっ!?」と思ってしまうところ。

で、さいわいなことに、Git の現メンテナーである濱野さんがこの件に関して自分の考えを述べられている文章があった。

One thing that seems to have surprised the audience was that I used the word “history” a lot.
gitster’s journal - git talk in Japan

2008年に濱野さんを招いた Git の勉強会が開催されたのだけど、「自分が history という単語を何度も使ったことにみんな驚いていたっぽい」とのこと。その勉強会の模様については以下を参照。

で、この一件を踏まえた濱野さんの考察がさきほどの文章にあり、

Especially because the latter word in Japanese 履歴 has strong connotation of looking back what happened in the past and because the stress is on recording whatever random thing you did in a single strand of pearls (as opposed to the process of thinking about and building what is to be recorded), it does not mesh well with the way git freely lets you rewrite histories – the way we look at histories in git has stronger stress on the process of building and reshaping histories suitable for our purpose.

(意訳)履歴、というと、過去に起こったことを一連の記録として残しておくニュアンスが強いけど、用途に応じて history を自由に書き換えられる Git の仕組みにはそのニュアンスは馴染まないよね。

とおっしゃられている。確かに、リベースしたり push -f しちゃえばいくらでも歴史は書き換えられるし、意図してそのように作られたソフトウェアなのだから、「歴史」という言葉のニュアンスのほうがよく合うのかもしれない。

Git のダメなところとして「history が自由に書き換えられるところ」を挙げる人がいらっしゃるようだけど、それが Git way だということ。のちに振り返る人にわかりやすくなるように、積極的に歴史を書き換えていこうと思った次第。


  1. 「コミットの歴史」と訳されてる箇所もあるのだけど、おそらくこれは翻訳作業の齟齬だと思う。


RubyKaigi 2014にスタッフとして参加しました

初めての RubyKaigiに、しかもスタッフとして参加してきました1。はー、楽しかった。

一番嬉しかったことは会場の空気を吸えたこと、悔しかったことは空気を吸っただけで終わったことです。来年こそはそれだけで終わらないようにするための決意表明をしておきます。

コードが書けなくても、知り合いがいなくても、貢献できることが RubyKaigi にはありました

通訳サポートのボランティアに申し込んだのが9/2、RubyKaigi 2014が9/18~9/20、会期中で参加できたのは最終日の午後だけ、という駆け込み参加で当日は「ただ息してるだけ」でした。とはいえ、事前の資料翻訳には参加したので「英語使ってお手伝いできた」のはよかったです(通訳の現場に関わってみたい、という課題は来年に持ち越し)。

一方、

  • 過去に書かれたようなオーガナイザーの皆さんの負荷が高すぎる状況はあまり変わってないような 2
  • 文化の違いが越えられない壁になっていて、ハラスメントと戦うのつらそう
  • 最終キーノートの英語、聞き取れた日本人の割合はどのくらいだったのかな

など、思うところがなかったわけではないです。いずれも関係者の間では語り尽くされた感すらありますが、初参加の印象として忘れないでおきたい。

とはいえ、organizing director である角谷さんの「RubyKaigi が regional な Ruby のカンファレンスと認識されてるのくやしい」に賛同するので、RubyKaigi が続く限りは国際化方面でお手伝いしたいと思っています。

次回の RubyKaigi も楽しみです。関わったすべての皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。


  1. そんな無謀な!と思っていたけど、「初参加なスタッフ」も数名いらっしゃいました

  2. 国際会議企画・運営も請け負ってくれる通訳会社はいくつかあるみたい。


NHK がスマートウォッチ Pebble 用のアプリを出した件

いやいや、NHKがそんなニッチなところに……すまん、マジだった。

DOMO - Pebble App Store

NHKのマスコットキャラクターどーもくんが Pebble App Store に返ってきた!しかもDeveloperは NHK(Japan Broadcasting Corporation)!!

The DOMO watchface was a longtime favorite for thousands of Pebblers—he’s been sorely missed since leaving the Pebble appstore.
Pebble – Get :-D for Pebble Firmware 2.5 + iOS 8 (Release Notes)

(訳)「Pebble の Watchface として愛されてきたどーもくん、使えなくなってみんながっかりしてたんだよ。」

大人の事情でどーもくんWatchfaceが取り下げられていたようですが、公式アプリとなって復活した模様。ファンの声に後押しされてNHKが動いた!?1

最近は特定の使い方しかしていない Pebble ですが、「神デバイス化してた!」といった話もあるのでまだまだ楽しめそう。


  1. Pebble側がちゃんとライセンス契約したんでしょうね。コミュニティを大事にしてる感があって好印象。


Gmailの添付ファイル文字化けとその対策

TL;DR 先に結論

Gmailで添付したテキストファイルが受信側で文字化けしてしまう問題は、テキストファイルの文字コードをUTF-8にすることで回避できます(中の人も問題は認識している模様)。

詳細

ミステリー翻訳家として第一線で活躍されている越前敏弥さんのこんなツイートが流れてきて、「へー、未だにそんなことあるんだ。メーラーのせいじゃないの?」と思いつつも気になってググってみたら、

添付ファイルの文字コード「shift-jis」をGmailが「us-ascii」と誤判定して送信するため、これをOutlookで受信すると文字化けが発生します。 - Google プロダクト フォーラム

というスレッドが2014年2月にたてられていて、Googleの中の人から「問題は認識しているが修正時期は未定」というコメントもついていました。スレッドによると

  • Gmailの添付ファイル送信→Outlookの添付受信で現象が発生。
  • Gmailで添付送信するファイルの文字コードは「shift-jis」
  • 日本の文字化けが確認されたファイル形式(拡張子)は「.txt」、「.csv」、「.html(または.htm)」
  • 日本語全角450文字(900バイト)あたりでGmailの添付ファイルに対する文字コードが変わってしまう。

どうも、日本語の文字数が一定量を超えると添付テキストファイルの文字コードをUS-ASCIIとして処理してしまうようです。手元で試したところ、添付ファイルの文字コードが「EUC-JP」の場合でも同じように誤処理されてしまいました。

上記のツイートのとおり、Gmail<->Outlookの組み合わせ以外でも起こるようなので、割と影響範囲大きいかも。


気に入って使ってるWebサービス(とアプリ)のメモ

最近、気に入って使っているWebサービスが結構変わったのでちょっとメモってみます。
気に入って使っているWebサービスのメモ - FutureInsight.info

いい機会なので便乗メモしてみます。

ToDo管理: iOSリマインダー

iPhoneを使うようになってからToDo管理で外せなくなったのが「位置情報をもとに通知を出す」という機能。「帰りに最寄り駅で◯◯を買う」とか、「寄り道して△△をチェックする」とか、日中思いついたことを帰宅後に「あーっ」ってならないようにしたいのです。

なので、iOS6まではAppigo TodoToodledoを組み合わせて使っていました。前者はiPhoneでの入力と通知用、後者はWebでの入力とデータバックアップ用。iOS7が出てからは、iOS標準のリマインダーアプリとiCloudの組み合わせでことが足りてます1

メモ: Evernote

@gamellaの指摘どおりEvernoteは「どうしても普段使いには重い」代物になってしまってはいますが、如何せん溜め込んだデータの移行先がなくて使い続けてます。とはいえ、以前のように「GTD的にEvernoteを活用するんだ!」みたいなことはすっかりあきらめていて、

  • データの入力、保存はメール送信かWeb Clipper
  • データの閲覧・編集はWebか専用アプリの検索経由2

という公式クライアントソフトを極力避ける使い方に落ち着いています。しばらくはこのまま使い続ける予定。

RSSリーダー: livedoor Reader

RSSリーダーはずっとlivedoor Reader。仮にサービス終了されたら、fastladderを自前でホストしてでも使い続ける気がします。ビジネス的には矛盾してるけど、ずっとこのまま続いて欲しいサービスです。

ファイルの保管: Crashplan、ファイル/アプリの活用: Dropbox

過去10数年分の写真・動画データを保管しておくのにDropboxや類似サービスは高くつきすぎるよ…ということで、もっぱらCrashplanです。気づけば1TB近く保管してますね。企業としてはBackblazeを応援したいのですが、諸事情あって今後もCrashplanを使う予定。

あとはDropboxをバックアップデータ・設定ファイルの保存・同期3、ファイルの一時共有に、Google Driveを文書、スプレッドシートの共有に使ってます。

アプリ: ListTimer、パケ代にゃんこ

どちらもiOS用のアプリですが、とても重宝してます。Webサービスと連動しないアプリは、これらのように、できることを減らしてシンプルなやつを長く使ってる気がします。

爆速タイマー ListTimer - お料理、キッチン、お勉強、筋トレなどに使える無料のアラーム

  • タイマーの時間選択がスムーズ
  • 通知がくる(からスマートウォッチでも受けられる)

パケ代にゃんこ

  • パケット使いすぎを自動で検知して通知してくれる(テザリングをよく使うので安心)
  • ねこ++

  1. Appleがサードパーティのアプリ/サービスを模倣(パクる)ことを”Sherlocking”と言うそうですが、一度sherlockedな純正アプリで満足してしまうのもまた問題だなぁ、と思ったりもしてます。例えば、@gamellaオススメのTodoistはUIが秀逸ですが、位置情報ベースの通知が有料オプションだったので「純正だと無料でできることに年間数千円も払うのかー」と躊躇してしまって、Appleの思惑通りにロックインされてしまったりとか。

  2. Web UIで検索するか、スマートフォンの検索専用アプリ(SmartEverとか)を使うかのいずれかです。後者がメイン。

  3. データの出力先がDropboxだけ、みたいなアプリも多いので、自然と用途が変わってきました。


英語圏で使われてるソーシャルメディア略語 トップ60

via Social media speak: The 60 new abbreviations that are dominating the way young people communicate with one another | Mail Online

英語圏で使われてるソーシャルメディア略語ランキング、トップ60。

  • LOL、OMG、ILY がトップ3。3ヶ月で2百万回以上使われた。
  • WeAreSocial.com.au がオーストラリア人の Tweet を3ヶ月にわたって調査した結果。
  • リストは長くなる一方だけど、省略するのをやめる人もいるみたい。
  • 略語の多くは画像や動画と一緒に使われることが多い。

オーストラリアでの調査なので「アメリカだとこんなの使わないよ!」みたいなのはあるかもしれませんが、リストとしては重宝しそうです。ちなみに、第1位は “LOL”。なんと3か月で 1,242,935 回も使われたようで。笑いが絶えないのは結構なことですな(違

60 NEW ABBREVIATIONS

トップ60は以下の通り。せっかくなので意訳もつけておきました。が、スラング系は怪しいので、「これ間違ってるよ」というのがあれば @harupong までご連絡いただければ幸いです。f*** とか a** とかは、まぁ、察してくださいまし。

プログラマーには Git - 英語のコメントや issue で頻出する略語の意味 (FYI, AFAIK, …) - Qiita とかもオススメです。

# 略語 全文 意訳
1 LOL Laugh out loud ウケる
2 OMG Oh my god まじで
3 ILY I love you すきだよ
4 LMAO Laughing my a** off チョーウケる
5 WTF What the f***? まじかよ
6 PPL People みんな
7 IDK I don’t know? わかんない
8 TBH To be honest 正直いって
9 BTW By the way 話かわるけどさ
10 THX Thanks ありがとう
11 SMH Shaking my head 首を横に振る仕草
(がっかりだよ、ばかじゃないの、のニュアンス)
12 FFS For f***’s sake ふざけんなよ
13 AMA Ask me anything なんでもきいてね
(Reddit の AMA から派生)
14 FML F*** my life もー、最悪。
15 TBT Throwback Thursday ふりかえり
(思い出話をするときのハッシュタグとして使われる)
16 JK Just kidding ふざけてるだけ
17 IMO In my opinion 個人的には
18 YOLO You only live once いまが楽しきゃいいんだよ!
(若者が非行のいいわけに使う)
19 ROFL Rolling on the floor laughing チョーウケる
20 MCM Mancrush Monday ちょーいいオトコ
(元来は同性愛者でない男性が男性をかっこいいと思うこと。男性の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる)
21 IKR I know right? だよなー
22 FYI For your information 参考
23 BRB Be right back ちょっと待ってて
24 GG Good game いい試合だった
25 IDC I don’t care どうでもいいよ
26 TGIF Thank God it’s Friday 花金だーワッショーイ!
27 NSFW Not safe for work 職場閲覧不向き
28 ICYMI In case you missed it 見てなかったとき用に、念のために
29 STFU Shut the f*** up だまれ!!
30 WCW Womancrush Wednesday ちょーいいオンナ
(女性の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる)
31 IRL In real life 実際のところ
32 BFF Best friends forever 親友
(友だちとの写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる)
33 OOTD Outfit of the day 今日のコーデ
(着てる洋服の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる)
34 FTW For the win 絶対~!
35 Txt Text テキストメッセージ
36 HMU Hit me up だれかメールちょうだい
37 HBD Happy birthday ハッピーバースデー
38 TMI Too much information もうたくさんだよ
39 NM Not much 別に
(What’s up?、最近どう?という声掛けへの返答としてよく使われる)
40 GTFO Get the f*** out 逃げろっ!
出ていけ
41 NVM Nevermind もういいよ
今の話は忘れて
42 DGAF Don’t give a f*** 知るかよ
43 FBF Flashback Friday ふりかえり
(思い出話や写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる)
44 DTF Down to f*** とりあえず誰にでも付いて行って一夜の関係を持つ
45 FOMO Fear of missing out 常にチェックしていないと不安になること
46 SMFH Shaking my f***ing head 首を横に振る仕草
(がっかりだよ、ばかじゃないの、のニュアンス)
47 OMW On my way 向かってるところ
48 POTD Photo of the day 今日の一枚
49 LMS Like my status 「いいね」してね!
50 GTG Got to go もう行かなきゃ
51 ROFLMAO Rolling on floor laughing my a*** off チョーウケる
52 TTYL Talk to you later またあとで
53 AFAIK As far as I know 知ってる限りでは
54 LMK Let me know 教えて
55 PTFO Passed the f*** out 酔いつぶれてるよ
56 SFW Safe for work 職場閲覧向き
57 HMB Hit me back 返事ちょうだい
58 TTYS Talk to you soon またあとで
59 FBO Facebook Official 公認
(付き合った、分かれた、といった情報をFacebookの交友関係ステータスで確認すること)
60 TTYN Talk to you never 二度と話さない
(パリス・ヒルトンの番組での彼女の発言をきっかけに広まった)