ブログ引っ越し
Octopress + GitHub Pages + Travis-CI で動かしてきたこのブログ、やりたいのは git commit -am "Add new post"
じゃない感で煮詰まってしまったので引っ越します。
引越し先は Tumblr、アドレスは変わらず http://blog.harupong.com
旧ブログの記事は http://harupong-blog.github.io/archives から。
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渡辺千賀さんのブログ On Off and Beyond より。
ちなみに、私が「日本語に swear word はない」ということを再確認したのは東北大地震と津波の動画を見た時だった。一般の人が撮った「決定的瞬間」の動画が YouTube などに大量にあるわけだが、日本人は誰一人として「くそ」などと言わない。「真の恐怖を感じた時、日本人は何というのだろうか」と、真剣に動画を見てみたが一番多いのが
「ヤバイ」
だった。あとは、「ダメダメ」(周囲の人に注意を喚起するとき)、「終わった」など。
一方、東北在住のアメリカ人男子留学生が撮った地震の最中の動画では、本人がひたすら fuck と shit をリピートしながら時々 fucking shit を交えるという予想された事態であった。
英語の4文字言葉はどれくらい悪い言葉なのか | On Off and Beyond
ブログ記事を訳しているとたまにこういう単語に出くわして訳語に困っていた。「くそ」じゃないよなぁ、けどいい訳語が出てこないなぁ、と。「日本人は誰一人として『くそ』などと言わない」はまさにコロンブスの卵、目からウロコ。英文翻訳調ネタに swear word の項目を追加しておかねば。
そういえば、以前 The Martian の感想文を書いたとき、小説の書き出しである
I’m pretty much fucked.
を「まじやばいかも。」と訳しておいたのだけど、上記引用を踏まえるとこれはなかなかいい訳だったのかもしれない。
冒頭で引用したブログ記事では、他にも
など、swear word にまつわる話がいくつも出てくるのでオススメです。
Rebuild でちらっと紹介されていた、StartUp というポッドキャストがおもしろくて一気聴取してしまった。今のところ第8話までリリースされてる。
ことの顛末は WSJ のこの記事に全部書いてあるのだけど、
といった流れが、交渉現場の録音と Alex の考察を中心に1話30分くらいにまとめられてる番組。
深夜ラジオしかり最近よく聞いているポッドキャストしかり、「生放送を中心にとって出し」スタイルの放送になれてくると、Startup のようにきちっと編集された番組が新鮮でいい。
初期の資金調達はうまくいったので、番組の話題は採用や新たな番組制作の方に移っていってる。とはいえ、初期の数話は
あたりの単語に興味惹かれる人にはぜひオススメ。第9話が楽しみだ。
今年のはじめに話題になったけどちゃんと目を通してなかったこのサイト、改めて目を通してみたら「翻訳アンチパターン」の宝庫でした。「あるあるw」と笑い飛ばすにはもったいないので、アンチパターン目線でまとめてみます。自戒を込めて。
文章を「英文翻訳調」にしてしまう要素が細かく挙げられてるので、これをまねればあっという間に「英文翻訳調」が出来上がってしまいます。要注意。
以下は、
という前提で一歩引いて読むほうがいいかもしれません。
これでアンチパターンまとめはおしまい。「~してはいけない事例集」ではないので、用法用量を守ってただしく参考にしましょう。専門用語を処理するときのベストプラクティスが知りたいところです。
Pro Git の翻訳をしていたら、
history
→ 歴史commit history
→ コミット履歴1訳しわけられていることに気付いた。履歴で統一してもよさそうなのに……と思っていたら、経緯を教えてもらえたのでメモ。ちなみに広辞苑によると、
り‐れき【履歴】
現在までに経て来た学業・職業などの次第。来歴。経歴。れき‐し【歴史】
1) 人類社会の過去における変遷・興亡のありさま。また、その記録。「―に名を残す」「―上の人物」
2) 物事の現在に至る来歴。「―と伝統を誇る」
だそうです。
結論を先に書いておくと、
の2点が使い分けの理由。後者は違和感がないのだけど、前者は「んんっ!?」と思ってしまうところ。
で、さいわいなことに、Git の現メンテナーである濱野さんがこの件に関して自分の考えを述べられている文章があった。
One thing that seems to have surprised the audience was that I used the word “history” a lot.
gitster’s journal - git talk in Japan
2008年に濱野さんを招いた Git の勉強会が開催されたのだけど、「自分が history という単語を何度も使ったことにみんな驚いていたっぽい」とのこと。その勉強会の模様については以下を参照。
で、この一件を踏まえた濱野さんの考察がさきほどの文章にあり、
Especially because the latter word in Japanese 履歴 has strong connotation of looking back what happened in the past and because the stress is on recording whatever random thing you did in a single strand of pearls (as opposed to the process of thinking about and building what is to be recorded), it does not mesh well with the way git freely lets you rewrite histories – the way we look at histories in git has stronger stress on the process of building and reshaping histories suitable for our purpose.
(意訳)履歴、というと、過去に起こったことを一連の記録として残しておくニュアンスが強いけど、用途に応じて history を自由に書き換えられる Git の仕組みにはそのニュアンスは馴染まないよね。
とおっしゃられている。確かに、リベースしたり push -f
しちゃえばいくらでも歴史は書き換えられるし、意図してそのように作られたソフトウェアなのだから、「歴史」という言葉のニュアンスのほうがよく合うのかもしれない。
Git のダメなところとして「history が自由に書き換えられるところ」を挙げる人がいらっしゃるようだけど、それが Git way だということ。のちに振り返る人にわかりやすくなるように、積極的に歴史を書き換えていこうと思った次第。
「コミットの歴史」と訳されてる箇所もあるのだけど、おそらくこれは翻訳作業の齟齬だと思う。↩
初めての RubyKaigiに、しかもスタッフとして参加してきました1。はー、楽しかった。
一番嬉しかったことは会場の空気を吸えたこと、悔しかったことは空気を吸っただけで終わったことです。来年こそはそれだけで終わらないようにするための決意表明をしておきます。
通訳サポートのボランティアに申し込んだのが9/2、RubyKaigi 2014が9/18~9/20、会期中で参加できたのは最終日の午後だけ、という駆け込み参加で当日は「ただ息してるだけ」でした。とはいえ、事前の資料翻訳には参加したので「英語使ってお手伝いできた」のはよかったです(通訳の現場に関わってみたい、という課題は来年に持ち越し)。
一方、
など、思うところがなかったわけではないです。いずれも関係者の間では語り尽くされた感すらありますが、初参加の印象として忘れないでおきたい。
とはいえ、organizing director である角谷さんの「RubyKaigi が regional な Ruby のカンファレンスと認識されてるのくやしい」に賛同するので、RubyKaigi が続く限りは国際化方面でお手伝いしたいと思っています。
次回の RubyKaigi も楽しみです。関わったすべての皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。
いやいや、NHKがそんなニッチなところに……すまん、マジだった。
NHKのマスコットキャラクターどーもくんが Pebble App Store に返ってきた!しかもDeveloperは NHK(Japan Broadcasting Corporation)!!
The DOMO watchface was a longtime favorite for thousands of Pebblers—he’s been sorely missed since leaving the Pebble appstore.
Pebble – Get :-D for Pebble Firmware 2.5 + iOS 8 (Release Notes)
(訳)「Pebble の Watchface として愛されてきたどーもくん、使えなくなってみんながっかりしてたんだよ。」
大人の事情でどーもくんWatchfaceが取り下げられていたようですが、公式アプリとなって復活した模様。ファンの声に後押しされてNHKが動いた!?1
最近は特定の使い方しかしていない Pebble ですが、「神デバイス化してた!」といった話もあるのでまだまだ楽しめそう。
Pebble側がちゃんとライセンス契約したんでしょうね。コミュニティを大事にしてる感があって好印象。↩
Gmailで添付したテキストファイルが受信側で文字化けしてしまう問題は、テキストファイルの文字コードをUTF-8にすることで回避できます(中の人も問題は認識している模様)。
Gmailでテキスト文書を添付して送ると相手方で文字化けする例が明らかに増えてるんだけど、これはどうにかならないものかね。相手がOutlookの場合が多いようだけど、きのうの相手はShurikenだという。いい対策はないかな。
— 越前敏弥 Toshiya Echizen (@t_echizen) August 20, 2014
ミステリー翻訳家として第一線で活躍されている越前敏弥さんのこんなツイートが流れてきて、「へー、未だにそんなことあるんだ。メーラーのせいじゃないの?」と思いつつも気になってググってみたら、
というスレッドが2014年2月にたてられていて、Googleの中の人から「問題は認識しているが修正時期は未定」というコメントもついていました。スレッドによると
- Gmailの添付ファイル送信→Outlookの添付受信で現象が発生。
- Gmailで添付送信するファイルの文字コードは「shift-jis」
- 日本の文字化けが確認されたファイル形式(拡張子)は「.txt」、「.csv」、「.html(または.htm)」
- 日本語全角450文字(900バイト)あたりでGmailの添付ファイルに対する文字コードが変わってしまう。
どうも、日本語の文字数が一定量を超えると添付テキストファイルの文字コードをUS-ASCIIとして処理してしまうようです。手元で試したところ、添付ファイルの文字コードが「EUC-JP」の場合でも同じように誤処理されてしまいました。
上記のツイートのとおり、Gmail<->Outlookの組み合わせ以外でも起こるようなので、割と影響範囲大きいかも。
最近、気に入って使っているWebサービスが結構変わったのでちょっとメモってみます。
気に入って使っているWebサービスのメモ - FutureInsight.info
いい機会なので便乗メモしてみます。
iPhoneを使うようになってからToDo管理で外せなくなったのが「位置情報をもとに通知を出す」という機能。「帰りに最寄り駅で◯◯を買う」とか、「寄り道して△△をチェックする」とか、日中思いついたことを帰宅後に「あーっ」ってならないようにしたいのです。
なので、iOS6まではAppigo TodoとToodledoを組み合わせて使っていました。前者はiPhoneでの入力と通知用、後者はWebでの入力とデータバックアップ用。iOS7が出てからは、iOS標準のリマインダーアプリとiCloudの組み合わせでことが足りてます1。
@gamellaの指摘どおりEvernoteは「どうしても普段使いには重い」代物になってしまってはいますが、如何せん溜め込んだデータの移行先がなくて使い続けてます。とはいえ、以前のように「GTD的にEvernoteを活用するんだ!」みたいなことはすっかりあきらめていて、
という公式クライアントソフトを極力避ける使い方に落ち着いています。しばらくはこのまま使い続ける予定。
RSSリーダーはずっとlivedoor Reader。仮にサービス終了されたら、fastladderを自前でホストしてでも使い続ける気がします。ビジネス的には矛盾してるけど、ずっとこのまま続いて欲しいサービスです。
過去10数年分の写真・動画データを保管しておくのにDropboxや類似サービスは高くつきすぎるよ…ということで、もっぱらCrashplanです。気づけば1TB近く保管してますね。企業としてはBackblazeを応援したいのですが、諸事情あって今後もCrashplanを使う予定。
あとはDropboxをバックアップデータ・設定ファイルの保存・同期3、ファイルの一時共有に、Google Driveを文書、スプレッドシートの共有に使ってます。
どちらもiOS用のアプリですが、とても重宝してます。Webサービスと連動しないアプリは、これらのように、できることを減らしてシンプルなやつを長く使ってる気がします。
Appleがサードパーティのアプリ/サービスを模倣(パクる)ことを”Sherlocking”と言うそうですが、一度sherlockedな純正アプリで満足してしまうのもまた問題だなぁ、と思ったりもしてます。例えば、@gamellaオススメのTodoistはUIが秀逸ですが、位置情報ベースの通知が有料オプションだったので「純正だと無料でできることに年間数千円も払うのかー」と躊躇してしまって、Appleの思惑通りにロックインされてしまったりとか。↩
Web UIで検索するか、スマートフォンの検索専用アプリ(SmartEverとか)を使うかのいずれかです。後者がメイン。↩
データの出力先がDropboxだけ、みたいなアプリも多いので、自然と用途が変わってきました。↩
英語圏で使われてるソーシャルメディア略語ランキング、トップ60。
オーストラリアでの調査なので「アメリカだとこんなの使わないよ!」みたいなのはあるかもしれませんが、リストとしては重宝しそうです。ちなみに、第1位は “LOL”。なんと3か月で 1,242,935 回も使われたようで。笑いが絶えないのは結構なことですな(違
トップ60は以下の通り。せっかくなので意訳もつけておきました。が、スラング系は怪しいので、「これ間違ってるよ」というのがあれば @harupong までご連絡いただければ幸いです。f***
とか a**
とかは、まぁ、察してくださいまし。
プログラマーには Git - 英語のコメントや issue で頻出する略語の意味 (FYI, AFAIK, …) - Qiita とかもオススメです。
# | 略語 | 全文 | 意訳 |
---|---|---|---|
1 | LOL | Laugh out loud | ウケる |
2 | OMG | Oh my god | まじで |
3 | ILY | I love you | すきだよ |
4 | LMAO | Laughing my a** off | チョーウケる |
5 | WTF | What the f***? | まじかよ |
6 | PPL | People | みんな |
7 | IDK | I don’t know? | わかんない |
8 | TBH | To be honest | 正直いって |
9 | BTW | By the way | 話かわるけどさ |
10 | THX | Thanks | ありがとう |
11 | SMH | Shaking my head | 首を横に振る仕草 (がっかりだよ、ばかじゃないの、のニュアンス) |
12 | FFS | For f***’s sake | ふざけんなよ |
13 | AMA | Ask me anything | なんでもきいてね (Reddit の AMA から派生) |
14 | FML | F*** my life | もー、最悪。 |
15 | TBT | Throwback Thursday | ふりかえり (思い出話をするときのハッシュタグとして使われる) |
16 | JK | Just kidding | ふざけてるだけ |
17 | IMO | In my opinion | 個人的には |
18 | YOLO | You only live once | いまが楽しきゃいいんだよ! (若者が非行のいいわけに使う) |
19 | ROFL | Rolling on the floor laughing | チョーウケる |
20 | MCM | Mancrush Monday | ちょーいいオトコ (元来は同性愛者でない男性が男性をかっこいいと思うこと。男性の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる) |
21 | IKR | I know right? | だよなー |
22 | FYI | For your information | 参考 |
23 | BRB | Be right back | ちょっと待ってて |
24 | GG | Good game | いい試合だった |
25 | IDC | I don’t care | どうでもいいよ |
26 | TGIF | Thank God it’s Friday | 花金だーワッショーイ! |
27 | NSFW | Not safe for work | 職場閲覧不向き |
28 | ICYMI | In case you missed it | 見てなかったとき用に、念のために |
29 | STFU | Shut the f*** up | だまれ!! |
30 | WCW | Womancrush Wednesday | ちょーいいオンナ (女性の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる) |
31 | IRL | In real life | 実際のところ |
32 | BFF | Best friends forever | 親友 (友だちとの写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる) |
33 | OOTD | Outfit of the day | 今日のコーデ (着てる洋服の写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる) |
34 | FTW | For the win | 絶対~! |
35 | Txt | Text | テキストメッセージ |
36 | HMU | Hit me up | だれかメールちょうだい |
37 | HBD | Happy birthday | ハッピーバースデー |
38 | TMI | Too much information | もうたくさんだよ |
39 | NM | Not much | 別に (What’s up?、最近どう?という声掛けへの返答としてよく使われる) |
40 | GTFO | Get the f*** out | 逃げろっ! 出ていけ |
41 | NVM | Nevermind | もういいよ 今の話は忘れて |
42 | DGAF | Don’t give a f*** | 知るかよ |
43 | FBF | Flashback Friday | ふりかえり (思い出話や写真につけるハッシュタグとしてInstagram等で使われる) |
44 | DTF | Down to f*** | とりあえず誰にでも付いて行って一夜の関係を持つ |
45 | FOMO | Fear of missing out | 常にチェックしていないと不安になること |
46 | SMFH | Shaking my f***ing head | 首を横に振る仕草 (がっかりだよ、ばかじゃないの、のニュアンス) |
47 | OMW | On my way | 向かってるところ |
48 | POTD | Photo of the day | 今日の一枚 |
49 | LMS | Like my status | 「いいね」してね! |
50 | GTG | Got to go | もう行かなきゃ |
51 | ROFLMAO | Rolling on floor laughing my a*** off | チョーウケる |
52 | TTYL | Talk to you later | またあとで |
53 | AFAIK | As far as I know | 知ってる限りでは |
54 | LMK | Let me know | 教えて |
55 | PTFO | Passed the f*** out | 酔いつぶれてるよ |
56 | SFW | Safe for work | 職場閲覧向き |
57 | HMB | Hit me back | 返事ちょうだい |
58 | TTYS | Talk to you soon | またあとで |
59 | FBO | Facebook Official | 公認 (付き合った、分かれた、といった情報をFacebookの交友関係ステータスで確認すること) |
60 | TTYN | Talk to you never | 二度と話さない (パリス・ヒルトンの番組での彼女の発言をきっかけに広まった) |