「教科書からはみ出さないことが一番大事」なので「許可より謝罪」が許されないディズニーの苦悩

Mami 「アナ雪」後に考える、『やはりディズニーは昔の方がよかった』の理由<バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり> - 幻冬舎plus

を読んでいて、少し前に読んだ許可より謝罪 - nanapi社長日記 @kensuuを思い出した。そう、大きくなるにつれステークホルダーが増える。人は低きに流れるものだから、「まずかったらあとで謝ろう」派よりも「謝りたくないから前もって許可を取ろう」派が強くなるのは仕方ないこと。

ディズニーしかり大手テレビ局しかり、苦悩を解消できずにつまらなくなっていくのは避けられないのだろうなぁ、と思います。

自由に表現したい人が「許可より謝罪」を通せる場

例えば大手テレビ局は完全に前者であり、最近「テレビがつまらなくなった」と言われるのも、前述のような背景があるのではと思います。ちなみに先日100回目を迎えたバイリンガルニュースは、開始当初より前者の「みんなに好かれよう」という考えをあえて避けているので、完全に後者です。そのためお金は儲かりませんが、100%の自由があります。
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個人ポッドキャスト、YouTuber、ニコ生主。いずれもここ1~2年、スマホを使ったこれらの視聴環境がよくなってきたので、「文字にして、文章として表現する」以外の方法で発信することや、また、それを受け取ることが簡単になっています1

そして、これらの場は規制が(ほとんど)ないので、「許可より謝罪」がまだまだ通るわけです。Mamiさんがホストのバイリンガルニュース (Bilingual News)しかり、いつも聞いてる Miyagawa さんの Rebuildしかり、「好きなコト話そう。なんかあったら謝ろう」のスタンスで本音が出てくるので、聞いていてとても楽しい。

そのためお金は儲かりませんが、
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1ファンの貢献でそれが Profitable になることはないでしょうが、Sustainable な取り組みに繋がる可能性はあるよな、と思っているのでこれからも応援する次第。

あと、深夜ラジオが好き2で昔から聞いているのですが、深夜ラジオというのは今も昔も「許可より謝罪」が通り続けてる稀有な場なんだな、というのを改めて実感しています。Radiko でうまくテコ入れして、これからも深夜ラジオが Sustainable であることに期待してます。

蛇足

テレビで見かけた結婚式で流す曲ランキングによると、「アナ雪」の主題歌「Let It Go」が1位だそうです。「映画も大好きなので、この曲を流そうと決めていました!」という新婦さんのコメントも出ていましたが、

「この曲、女王が自らの不遇を嘆いて家出したあとに開き直って歌う曲ですから!!」

ということを記しておきたいと思います3

併せて読みたい


  1. iPhone1台あれば映像の生中継、いい時代になったものです。

  2. 伊集院光さん、ナインティナインのお二人、ともに許可とる気も歯に衣着せる気も皆無。だがそこがいい。

  3. ほんまに映画見たんかいな、と。