この記事はGit Advent Calendar 2013 - Qiitaに参加しています。好きな Git コマンドは git branch -d -r
1です。空のブランチをリモートにプッシュする、という分かりづらいブランチ削除操作 git push origin :hoge
を分かりやすくしてくれる -r
オプションすてき。
Git Advent Calendar 2013の4日目の記事、ある程度Gitを操作できるようになってから当たると良いマニュアル/情報源 - Qiitaでも紹介されたPro Git。翻訳作業に関わることができたので、宣伝も兼ねて紹介します。
Pro Git ってなに?
GitHub の CIO、Scott Chacon さんが2009年に出した Git の解説書です。Amazon.co.jp でも紙と電子書籍の取り扱いがあり、”Software Design Tools & Techniques” 部門で3位と根強い人気の一冊です。
Pro Git のどこがいいの?
とはいえ、Git の解説書は日本語の本が入門から詳説までよりどりみどり。4年前に発売されてから一度も改版されてない英語の本なんて…
Pro Git のいいとこ その1:Web で無料公開されている & 日本語に訳されている
出版当初より全コンテンツが Web で無料公開されており、現在では Git 公式サイトにあるドキュメントの一つとして自由に見ることが出来ます。
また、同サイトで公開されているテキストは有志の手により全て翻訳されていますので、英語が苦手な方でも大丈夫。「git ブランチ」など、日本語まじりで検索したときのググラビリティの高いこと!ぜひ一度お試しください。
Pro Git のいいとこ その2:原著、訳文ともに常に更新されている
git そのものは活発なコミュニティにより日々アップデートされていますが、その成長に合わせて Pro Git の内容も日々進化しています。本の出版と同時に公開された本文の GitHub リポジトリには、原文の更新がこの4年間で145コミットありました。日本語訳の方もそれは同様で、訳文のレポジトリには過去4年で393ものコミット2がありました。2013/12/20現在、全章で原文の最新コミットに追従しています。
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公式サイトで公開されている文章は原文、訳文ともに上述のリポジトリから自動生成されているので、常に最新の内容を読むことができます。
日本語版電子書籍もあるよ
ここでひとつ宣伝。
このサイトで、Pro Git 日本語版の電子書籍 (PDF/EPUB/MOBI) を公開しています。無料でダウンロードできますのでぜひご利用ください。Git 公式サイトの Pro Git 同様、こちらも訳文の最新版に追従しています3。
One more thing. おまけ
2013年5月にドイツで行われた Git Merge というイベントで、Pro Git の著者 Scott Chacon さんが次回作 “Pro Git 2.0” について言及しています。YouTube で公開されていますので興味のある方はどうぞ。
▶ Git Merge • The Future of Pro Git (Scott Chacon) - YouTube
Git Advent Calendar 2013、明日は @tanacasino さんです。乞うご期待!