[子育て 読み聞かせ Advent Calendar] 「もぐらバス」佐藤 雅彦、うちの ますみ
この記事は子育て 読み聞かせ Advent Calendar 2013 - Adventarに参加しています。昨日は@kazeburoさんの 4歳の息子と0歳の娘がいる父親がおすすめの絵本を書いてみた - blog.nomadscafe.jpでした。
一人息子はもうすぐ5歳、寝る前の1冊が習慣になったのはいつごろからかなぁ。最初のころは「はらぺこあおむし」だったり「だるまさん」シリーズを読んでいたように思いますが、ここ一年くらいのお気に入りが「もぐらバス」。読み終わると満足してすんなり寝てくれることが多いけど、意外と長くて大人はつらい諸刃の一冊でもあります。
ピタゴラスイッチの監修をされている佐藤雅彦さん1という方が原作なので、ピタゴラスイッチ好きなお子さんにはオススメです。
よいところ:ありえない、細かい、でもどこか近しい設定
表紙からも分かるように「乗客がネズミ、カエルなど色んないきもの、運転手はもぐら。そんなバスを巡るあれこれ」なお話です。
絵本でこそのありえない系設定ですが、設定の細かいところ一つ一つがうまくストーリーと絡んできて実に気持ちいいお話になっています。散りばめられた細部のいくつかは必ずやあなたのお子さんの心をガシッと掴んでくれるはず2。
とはいえ、登場するキャラクターをそのまま人間に置き換えても話が通るような展開でもあるので、『突拍子もなさ』『とっつきにくさ』はあまりなくて、読みやすいのもいいところです。
文字の量や飽きの問題もあって、絵本の寿命は思っているよりも短いように思います。そんななか、我が家では「もぐらバス」はかなり健闘しています。親の「また『もぐらバス~~><』」の声にもめげずに嬉しそうに今夜の一冊を選んでいる息子の後ろ姿を眺める日々がもうしばらく続きそうです。