↑スタートからゴールまで、一番近くでずっと励ましてくれた相棒。名残惜しくてなかなかリセットできず…
先日書いた事前準備ブログ記事に沿ってしっかり備えたつもりだったけど、やはり初めてならではのつまずきと気付きがあった。当日の記録と記憶をメモ。
当日の記録あれこれ
2013年6月1日、朝8時茅ヶ崎サザンビーチをスタート。10時間切りを第1目標、狙うは9時間半切り。
スタート時はぬけるような青空、日中は曇り空に程よい風。気温は最高25度くらい?一番日差しの強い時間帯が曇りだったこともあり、天候をつらく感じたことは終始なかった。
ゴールは17時55分。ゴール手前で待っていてくれた息子と一緒にゴールイン。ゴール後は達成感でも満足感でもなく、「もう走らなくていいんだ」「無事帰ってこれたんだ」という気持ちでいっぱいだった。
細かいタイム
距離、5kmごとのタイム、平均ペース(1km)の順で。
- 5 km 35:39 07:08
- 10 km 36:17 07:15
- 15 km 34:38 06:56
- 20 km 40:42 08:08
- 25 km 38:28 07:42
- 30 km 40:26 08:05
- 35 km 38:34 07:43
- 40 km 43:36 08:43
- 45 km 48:20 09:40
- 50 km 46:24 09:17
- 55 km 42:42 08:32
- 60 km 51:16 10:15
- 65 km 46:59 09:24
- 70 km 60:241
当日は15kmを超えたあたりから左ふくらはぎの張りを感じてた。しかしなんのことはない、直近5kmはかなり飛ばしてた模様。自覚あり。大会時は毎度のことだけど、1時間くらい走ったあとの爽快感にペースを狂わされる…
数字あれこれ
休憩時のコンビニレシートを残しておいたので、補給系の数字があれこれと残せた。
- 走行距離
- 70km
- 走行時間
- 9時間54分50秒2
- 水分補給量
- 6~7リットル3
- 栄養補給量
- おにぎり 8個
- カロリーメイト 4本
- 塩飴 5~6個
- コンビニ休憩
- 6回
- 体重
- (朝)55.2kg
- (夜)55.6kg4
- 信号で止まった回数
- 計測不能
- 達成感
- カウントレス
事前に聞いていたけど、中盤以降は赤信号を心待ちしてる自分がいた。それもまたHot Hotの醍醐味か(違
完走の感想
超長距離に禁物な「1時間後の爽快感」
如何に足を残すか、潰さないかが至上命題なレースの場合、爽快感はまさに命取り。知らず知らず上がっていくペースは確実に余力を削り、いつしか足は棒のよう。
一度傷んでしまった足はレース中は戻ってこない。あとはなだめすかして歩を進めるのみ…次のレースで立ち止まらないためにも、日々のトレーニングでも爽快感と我慢、意識したい。
掴めてきた補給の「ほ」の字
当日は固形物で2000kcalほど補給したわけだけど、ガス欠・腹痛ともに見舞われず、うまくいった方だと思う。スローペースで長時間になることは分かっていたので、「腹持ちの良さ」を重視してダイレクトに糖分を取ることはしなかった5。
レースのタイプや目標によってこの辺りは毎度変わってくるだろうから、都度自分なりに考えて臨んでいくしかない。とはいえ、今回お腹を壊さずに走り切れたのは一つ自信になった。意外と強いじゃん、俺の胃6。
ランナー同士の一期一会を大切に
普段のマラソンならそれほど印象に残らないのだけど、そこは特殊なレース Hot Hot 100K。やはり相手のことが印象に残る。
- 下見走の際にレインボーブリッジ付近で強烈な印象を残したランナーとの再会
- 初参加でルートが分からず不安な自分と、会うたびに併走してくださった皆さんとの励まし合い
- コンビニで座り込んで「おいでおいで」と手招きする地元チームのキャプテン。「何事か?」と思ったら2Lボトルで買った水のおすそ分け、嬉しい気遣い
- 辰巳あたりで行き倒れそうになった自分に、塩飴をくださったカップルのさりげない気遣い
- 序盤から追いつ抜かれつ。最後の舞浜大橋手前で再会して「あと一息っ!」と声を掛け合ったランナーからもらった最後のひと押し
いつもと同じく、沿道で応援してくださった方々、運営側でサポートしてくださった方々への感謝はもちろんだけど、今回ばかりは最大の感謝を一緒に走ってくれたランナーの皆さんに伝えたいと思う。本当にありがとうございました。
誘われるがまま軽い気持ちでエントリー。コースの下見走で事の大きさを把握するも時すでに遅し。ヘロヘロ・ボロボロになりながらのゴール直後には「もう二度と出ません」などとひどいボヤキ。
しかしながら、その翌日にはクールダウンと称して3kmほど走ってみたり、翌週末には「次回のHot Hot用を見据えたシューズ探しを…」と借りたシューズで皇居を3周も走ってみたりと、やっぱり走ることが大好きなことを再認識。
ということで、再認識の機会を与えてくださった主催者のお二人、サポートの皆さんへの改めての感謝と、次回Hot Hot 100Kへの参加意思をここに記して、初めてのHot Hot 100K、ゴールとしよう7。