お手元の
ハードディスクを
信ずるは
藤子を信じる
ルパンの如し
ハードディスクを信用してない人が写真を整理したらこうなりました、というお話でもあります。整理方法改善は現在進行形。
行ってきたシリーズやぐるめシリーズが有名な941::blog。写真がきれいで更新がいつも楽しみなのですが、当の写真が
というわけで、現状は
■デメリット
- 外付けHDDが死んだら画像を消失する
7万枚超の写真データをいかに整理するか数年悩んでいる話 - 941::blog
Oh….
過去記事写真の保存先になってるlivedoor picsはサービス終了しちゃうようだし、このままだと941::blogの危機が危ないっ!!
ということで、おこがましい話ですが、実践してる写真の整理方法を紹介します。危機を脱する一助になれば幸いです。
整理方法。キーワードは「一ヶ所に」「常に」「自動で」「元通りに」
その1 写真の取り込み
- SDカードを刺す
- データ取り込み&SDカード上の元データ削除
- SDカードをカメラに戻す
上記2.で使っているPicmvというツールがよくできていて、この2作業をSDカードを刺すと自動でやってくれます1。パソコン側の操作は「取込と削除完了、の通知が出るのでOKクリックする」の1つなのがすごく楽。
このツールをEXIFの日付ベースで月ごとに振り分けるよう設定してあるので、取り込みが終わると以下の様なフォルダ構成になります。
Photo
└ 2011
└ 2012
└ 201201
└ 201202
ファイル名は同じくEXIFデータから YYYYMMDD_hhmmss.拡張子 と、このツールで自動リネーム。
その2 整理・編集はPicasa
次に、SDカードから取り込まれたデータを整理・編集ソフトに取り込むわけですが、整理・編集ソフトにはPicasaを使ってます。
- フォルダ監視機能で、上記のフォルダ構成に入ってきたファイルを自動取り込み
- 元データを改変しない編集機能
この2つの機能のおかげで、「元データを『一ヶ所』に保ったまま」自由に編集が可能です。この後のバックアップの際、「一ヶ所」というのがとても大事になります。
あと、ディスク容量を食うRAW画像やAVCHD動画ですが、Picasaのフォルダ監視機能ではこれらを取り込まず、専用の編集ソフトで現像した結果のみ自動取り込みされる2ようにしています。データは一元管理、これ重要。
その3 バックアップは目的と予算に応じて「色々やる」
学生の頃はここでケチって手を抜いて、何度かデータを失いましたが、
- 結婚して奥さんのデータも預かるようになった&子どもが産まれ、写真を山ほど撮るようになった
- 家族の写真、Priceless3
という経緯を経て、あの手この手を検討してきました。今のところは以下の様な形に落ち着いてます。
- 外付けハードディスク
- 自宅にNASを設置して、「一ヶ所」に集まってる写真データのコピーと同期をしています。パソコンを立ち上げるたびに、裏でツールが自動処理。
- Picasa Web Album
- 整理・編集のところで取り込み・編集した結果のバックアップ用。パソコンでPicasaを立ち上げると自動でGoogleのサーバーにバックアップ。アップされたファイルはネット経由でいつでもどこでも見られます4。
- オンラインバックアップ
- 「自宅の外にデータを保管しておきましょう」「でも、それってお高いんでしょう?」
ありがたいことに、定額容量無制限バージョン管理つきのサービスもいくつか出ています。その辺は過去にもいくつか記事を書いてますのでぜひ御覧ください。
それぞれに違うツールを使ってはいますが、「ファルダ一ヶ所」分の設定をすればいいだけなのでそれほど複雑にはなりません。この「一ヶ所」を決めることで、「ここに入れとけば諸々よしなにバックアップされる」という安心感が得られるのはとても楽ちんです。
容量無制限のオンラインバックアップサービスは年間数千円、バージョン管理機能があれば元データの復元も容易なので安いものです。
まとめ ハードディスクはいずれ壊れる
えらい人が言いました。
There are only two types of hard drives - the ones that have failed and the ones that will fail.
訳)この世には2種類のハードディスクが存在する。既に壊れたものと、まだ壊れていないものだ。
バックアップの取り方は人それぞれですが、ポイントは「自動化」と「元通りに」です。何かあった時に期待する「元通り」が得られるよう、どこまでとるべきか考えてみましょう。
転んでから泣くよりも、転ばぬ先の杖を。取っててよかったバックアップ!
Picasa Web AlbumはサードパーティーのiOS/Andoroidアプリが充実してるので、ネット回線さえあればいつでも全写真データにアクセスできるのはとても便利。