「ダークナイト・トライジング」を見に行かざるを得なくなった素晴らしいレビューに出会った

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「呪われたバットマン映画公開、惨劇を乗り越えるだけの内容はあるのか?」from 911/USAレポート/冷泉 彰彦

ヒース・レジャーの死、そして主演のクリスチャン・ベールの家庭内トラブル、更には今回のコロラドの上映中乱射事件と、ある種の「呪い」を感じさせるのは事実ですが、その「呪い」は全て第二作『ダークナイト』の「呪い」であり、具体的にはジョーカーの「呪い」であったというべきだと思います。本作、第三作の『ダークナイト・ライジング』は、その「呪い」を解き放つだけの希望とバランス、そして完結感を持った傑作であると私は思います。 昨晩のコロラドの事件で犠牲になった方々、そのご家族に対しては言葉もありません。アメリカに住む多くの人がそう思っていると思います。ですが、本作が呪われたわけではない、私はそう思いますし、興行としても予想通りの成功を収めるのではないかと思います。それはそれで許されるように思います。それだけの価値のある作品だからです。

第二作に衝撃を受け、その日のうちに第一作も鑑賞。今か今かと完結編である第三作の公開を待っていたら、先日痛ましい事件が起こりました。

米銃乱射容疑者は博士課程の医学生、映画の悪役名乗る | ワールド | Reuters

上記レビューはこの事件の後に公開されています。容疑者に強い影響を与えた第二作の「呪い」1を解き放つだけの力、完結感があると締められるとこれはもう気になって仕方ありません。

時間を作って前2作を見なおした後、ダークナイト・ライジングを見に行こうと思います。


  1. こちらに冷泉氏の第二作レビューがあります。